MagnoMeter XRS

分散体評価に最適化された コンパクトなパルスNMR

高濃度微粒子分散体を希釈せず、
原液に近い状態のまま簡便かつ迅速に評価できます。

低磁場NMRによる分散体評価を、より身近な測定へ

低磁場NMRを用いた微粒子分散体の評価は、約40年前より英国ブリストル大学を中心に研究が進められてきました。
低磁場であっても緩和時間を正確に測定するためには専門的な知識が必要であり、分散体評価に活用するには測定条件の設定や結果の解釈に高度な知見が求められます。

そこで、ブリストル大学を中心とするコロイド科学の研究者やエンジニアが集まり、米国フロリダ州にMageleka, Inc社を設立しました。
目指したのは、専門的な設定を必要とせず、どなたでも分散体を評価できるパルスNMRの開発です。

開発において重視されたこと

粒子径分布測定のように、気軽に計測できること

自動で正しい緩和時間が得られること

小型・軽量で、設置しやすいこと

迅速に測定できること

これらを実現する装置として、2019年に MagnoMeter XRS が誕生しました。

MagnoMeter XRS

専門的な設定を必要とせず、正確かつ迅速に測定

微粒子分散体は、数ミリ秒から数秒まで幅広い緩和時間範囲を有しています。 通常のパルスNMRでは、緩和時間範囲に応じた設定や調整が必要となりますが、MagnoMeter XRSでは、測定パラメーターを入力することなく、自動的に緩和時間(T1・T2)を測定できます。

測定者による設定差を抑えながら、正確かつ迅速に結果を得られるため、研究開発だけでなく、品質管理における比較評価にも活用いただけます。

Ka値データベースによる評価

MagnoMeter XRSには、粒子と溶媒との拘束層の厚みに関わるKa値のデータベースが搭載されています。 粒子と溶媒を選択して緩和時間を測定することで、比表面積やRsp値の算出にも活用できます。

分散機による適切な分散時間の推定、分散度や比表面積の比較、粉体の濡れ性、分散媒との親和性、分散剤のスクリーニングなど、幅広い評価に有用です。

測定結果の解釈までサポートします

パルスNMRにより得られる緩和時間は、試料の状態や組成など、さまざまな要因により変化します。
特に高濃度微粒子分散体では、得られた結果の解釈が複雑となる場合があります。

Mageleka, Inc社および当社では、高濃度微粒子分散体をパルスNMRで評価するためのノウハウを保有しています。
当社が蓄積してきたデータと知見をもとに、分散体がどのような状態にあるのかを考察し、評価結果の活用を支援いたします。

製品の詳細については、カタログもあわせてご覧ください。

MagnoMeter カタログを見る

MagnoMeter XRSの特長

高濃度分散体を、簡便かつ迅速に評価するための機能を備えています。

希釈せず原液で測定可能

粒子濃度1vol%以上の分散体を、希釈せず原液に近い状態で測定できます。

短時間で測定

サンプルの性状に応じて、数十秒から数分程度で測定結果を得られます。

簡便な操作性

測定パラメーターの入力を必要とせず、ワンクリックで測定できます。

サンプルの色に影響されない

黒色を含む分散体でも、サンプルの色に左右されず評価できます。

分散度の相対比較

分散体のまま、比表面積の相対比較や分散度の比較に活用できます。

Ka値データベースを搭載

比表面積へ換算する際に用いるKa値のデータベースを標準装備しています。

球換算を必要としないため、アスペクト比の大きな粒子やファイバーの比較にも適しています。
※Ka値は、同名の物質であっても表面特性により異なるため、参考値としてご使用ください。

MagnoMeter XRS 装置イメージ
MagnoMeter XRSとNMRチューブ

簡単な操作で測定できます

試料は、5mmφのNMRチューブにそのまま分取してセットします。
特別な測定設定を行わず、簡便に緩和時間を取得できます。

NMRチューブへの試料分取
試料を分取したNMRチューブ

STEP 1

試料を分取

NMRチューブに、測定する分散体を分取します。

STEP 2

装置にセット

試料を分取したチューブをMagnoMeter XRSにセットします。

STEP 3

測定を開始

「測定」をクリックするだけで、緩和時間の結果を得られます。

測定方法を動画で見る >

仕様

測定項目 緩和時間 T1(飽和回復法)
緩和時間 T2(CPMG法)
観測核 1H
共鳴周波数 12MHz
測定時間 T1:約1分
T2:約20秒(サンプルの性状に依存)
試料管 5mmφ
試料に関して サンプル粘度:上限なし(試料管に分取可能であること)
粒子濃度:1vol%~上限なし(サンプルの性状に依存)
測定可能溶媒:水系・有機溶媒系可(構造中に1Hが含まれること)
サンプル量:約100μL~
温調 15~45℃(循環恒温槽使用)
操作性 オートチューニング
「測定」をクリックするだけで結果が得られる簡単設計
装置本体寸法・設置スペース 本体・ノートPCを並べて置く場合:W700 × D300mm
前後に置く場合:W400 × D500mm

マグネットポッド:φ約200 × H230mm / 重量:約3kg
分光器:W約360 × D約260 × H約130mm / 重量:約6kg
電源 AC100V 50/60Hz 3A
MagnoMeter XRS 分光器

分光器

MagnoMeter XRS マグネットポッド

マグネットポッド

設置レイアウト例

装置本体とノートPCを設置する際のレイアウト例です。
水平の取れた実験台をご使用ください。

MagnoMeter XRS 設置レイアウト例

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マジェリカ・ジャパンは分析のプロフェッショナルとして、お客様の最先端の研究に寄り添い、共に最適解を見つけ出します。

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