パルスNMR

製品に近い状態で、 材料の違いを捉える分析へ

パルスNMRは、緩和時間を測定することで、材料の状態や微粒子分散体の違いを評価する分析手法です。

低磁場NMR(パルスNMR・TD-NMR)は、ラジオ波により励起された核スピンが元の状態へ戻るまでの時間である「緩和時間」を測定します。
緩和時間は、分子運動性の評価だけでなく、粉体や微粒子分散体の評価にも用いることができます。

粒子表面に拘束された溶媒と、自由な状態にある溶媒では、得られる緩和時間が異なります。
この違いを利用することで、分散状態や比表面積、粉体の濡れ性、粒子界面特性の変化を比較評価できます。

光を用いない測定であるため、黒色の試料や高濃度の分散体であっても、希釈せず製品に近い状態のまま評価しやすいことが特長です。

パルスNMRで評価できること

研究開発や品質管理における、材料のわずかな違いの把握に活用できます。

分散性・比表面積の評価

分散が進むことで変化する緩和時間をもとに、微粒子分散体の分散状態や比表面積の相対的な変化を比較できます。

濡れ性・界面特性の評価

粒子表面と分散媒との相互作用による緩和時間の変化から、粉体の濡れ性や粒子界面特性を比較できます。

高濃度状態での比較評価

高濃度の分散体や黒色の試料でも、希釈せず、製品に近い状態での比較評価に活用できます。

緩和時間には、粒子界面の化学的な違いと、分散体の物理的な違いの双方が影響する場合があります。 評価対象の背景や目的を踏まえたうえで結果を考察することが重要です。

技術情報を詳しく見る

パルスNMRの測定原理から、分散性・濡れ性評価への活用理論までご紹介しています。

低磁場NMR
(パルスNMR・TD-NMR)とは

緩和時間とは何か、低磁場NMRによる微粒子分散体評価の基本原理を、図や動画を交えてご紹介します。

基本原理を見る >

緩和時間を分散性や
比表面積に換算する理論

緩和時間を比表面積や分散度へ換算する考え方と、分散時間が異なる場合の計算例をご紹介します。

分散性評価の理論を見る >

緩和時間を濡れ性や
界面特性評価に用いる理論

粉体の濡れ性や粒子界面特性を、緩和時間およびRsp値・Rno値から比較する考え方をご紹介します。

濡れ性評価の理論を見る >

お問い合わせ

開発現場での課題や、機器の導入に関するご質問など、どうぞお気軽にご相談ください。
マジェリカ・ジャパンは分析のプロフェッショナルとして、お客様の最先端の研究に寄り添い、共に最適解を見つけ出します。

装置の導入・ご購入について

パルスNMRの詳細な仕様や資料請求、お見積り、テスト測定(デモ)のご希望など、機器に関するお問い合わせはこちらから承ります。

技術相談・コンサルティングについて

「何かが違うが数値化できない」「受託測定を依頼したい」など。機器の購入に限らず、分析や品質管理に関するお悩みはお気軽にご相談ください。